【初心者向け】Netflix「ル・ポールのドラァグレース」って何なの?【後編】

【初心者向け】Netflix「ル・ポールのドラァグレース」って何なの?【後編】

どんな番組なんだ!?

どうしてもみんなにドラァグレースを布教したいビリーです。
という訳で、この記事では引き続き初心者向けを銘打って「ル・ポールのドラァグレース」についてのそもそも解説をしていきたいと思います。
<後編>では、どれくらい人気で、何を競うどんな番組なのか、なにが面白いのか、どこから見れば良いのかなどなど紹介していくので、目をかっぴらいて読んでください!
「ドラァグ」「ドラァグクイーン」「ル・ポール」についてご紹介した<前編>が気になる方はこちらから~

世界的に人気なリアリティシリーズ

ル・ポールのドラァグレースは、世界的なヒットシリーズ!
その証拠に、テレビ番組界の名誉であるエミー賞で、2019年(第70回)の「リアリティ番組・コンペティション部門」で最優秀作品賞に輝きました。

”勝ち抜き番組”とも言われるリアリティショーそのものが、今や戦国時代。
皆さんも「X Factor」などの歌唱系番組や、恋愛系リアリティ「バチェラー」などは聞き覚えがあるのではないでしょうか?
ファッション系の大御所「プロジェクト・ランウェイ」などを抑えて堂々の受賞を果たしたのは、星の数ほどある勝ち抜き番組のなかで、ドラァグというジャンルで出演者が競う番組は「ル・ポールのドラァグレース」だけというユニークさも勝因かもしれません。

ずばり番組コンセプトは?

前編の最後でも少し書きましたが、 この番組は「アメリカの次なるドラァグの星(America’s Next Drag Superstar)」を決めるために、あらかじめオーディションで選んだ10人前後のクイーンを競わせるという主旨です。

審査の方法は多岐にわたれど、基準はひとつ!
これらを持ち合わせた最強のクイーンであること!!

もっともらしいのはもちろん、頭文字を並べるとクイーンたちが持ち合わせていないパーツを意味する英単語■■■■になるので笑えます。

初期メンバー(だいたい13人くらい)⇒回を追うごとに成績ビリの人から1人ずつ落ちる⇒トップ3まで絞る⇒フィナーレにて優勝者決定というのが、最近の基本の流れです。

優勝者はもちろん名誉とともに仕事が激増しますが、同時にコミュニティを代表する存在として社会全体に貢献していく責任も負うことになります。
最新でシーズン12まであるので、これまで番組から12人のトップスターが誕生したということですね!

番組はだいたい45分!その構成は?

番組は
①ミニチャレンジ:10分くらいで準備する無茶ぶりゲーム
②メインチャレンジ:テーマのあるファッションやステージのショー
③リップシンク対決:最下位を決める口パク一騎打ち
の3部構成!

「ミニチャレンジ」といっても、 意外とハード

誰が水中で1番イケてる写真を撮れる!?とか、10分でおもちゃの人形にドラァグメイクをするとか、お互いの悪口大会などなど、「前哨戦」にしては無茶ぶりばっかり!

フィジカルは男性ということもあり結構体当たりな企画があったり、 スピード感ゆえのハプニングなどもあり、 バラエティっぽくて面白いです。

「メインチャレンジ(Maxi Challenge)」は、多種多様!

「80年代インスパイア」「レディー・ガガなりきり」「地元を象徴する」などのテーマに合わせて、ランウェイショーにてどうやって自分の個性を出して魅せるのかが勝負の要。

たいがいは「本番のショーは明日よ」などと信じがたい締め切りを引かれ、服だけでなくヘアメイクやメイクも1人でやるクイーンの作業量は膨大…!
しかもチーム戦で、「歌と踊りを覚えるべし」とか「自分でオリジナルの替え歌を作るべし」とか、衣装以上にパフォーマンスを要求されることも!

優勝者はそのたびにプチ賞金がもらえたり、次週の脱落が免除されたりと嬉しいことがたくさんなので、みんな必死で頑張ります。

気になる審査員は…

ル・ポール本人はもちろん、毒舌爆乳のミシェル・ヴィサージュや、ボトックスが印象的なファッションアイコン カーソン・クレスリー、ベビーフェイスのコメディ要員 ロス・マシューズをレギュラーぽい扱いとし、毎回豪華ゲストをお迎え…アリアナ・グランデやレディーガガ様をはじめ最近は本当にビッグネームが来てくれるので人気を実感します!
言いたい放題でそれぞれ好みがぶつかる審査過程も見ものですが、最後の決断を決めるのははやりママ・ルーのようで…

最後の「リップシンク」は命がけ!

その日のチャレンジで最も良くなかったクイーン2人のタイマン…同時に2人で同じ曲を披露して命運を決定なんて、なかなかエグいことしますよね!

ドラァグクイーンの本領、「リップシンク(口パク)」が見れるこの対決では、数々の名シーンが生まれます。
このパフォーマンスは十人十色で、エンタメとして十分に見どころです!
リップシンクについては名勝負をまとめた記事を書きたいと思っています!

みどころは?

もはやアートなメイク&ファッション

ドラァグクイーンの目指しているのは、やはり魅力的な女性…ですが、テーマを持って演出されたランウェイでのスタイルはそれだけで「女装」を超えた1つの作品とも言えます。


一方、派手で舞台映えするコーディネートの裏には、流行りを敏感にキャッチしたり、自分の体形をきちんと理解したりというファッションの基本がきちんとあって、ふとしたところで「カワイイ!勉強になる!」と思うポイントもたくさんあります。

鍛え抜かれたコメディ

クイーンたちの世界には”shade”と呼ばれる、皮肉を言って笑いを取る(恨みっこなし)という文化があるほど、悪口を言うにも面白くしちゃおうくらいのコメディ根性があります。

なかでも自他ともに認める「コメディクイーン」たちは芸人顔負け!
恥などとうに捨てた彼女らは、常にボケたりツッコんだり物マネしたりする機会を狙っているエンターテイナーなのです。

人生に役立つ人間ドラマ

なんといってもクイーンたちが繰り広げる人間ドラマが見もの。
キャラの路線がかぶって潰しあいになったり、チーム戦でワガママ言って村八分になったり。正反対でも真の友情を育んだり、得意分野で助け合ったり。

極限状態で才能を試される際、「時間との闘い」や「急なアクシデントへの対処」、「やり直しの利かないステージ」でいかにメッセージを伝えるかという障壁があります。私にはそこに、仕事の成功や円滑な人間関係などへのヒントとなる学びがあるように思えてなりません。

また、クイーンたちの中には「職業がドラァグクイーンであること」や「ゲイであること」を家族などに理解してもらえなかった辛い経験を持つ人も多いです。
「こうでありたい」という自分の生き方が、周りと上手く折り合いのつかないとき、どうやって幸せを探せばよいのか…愛にあふれた世界を築き、生き抜くための知恵すらも与えてくれるのがドラァグレースだと思っています。

番組はどこで見れるの?

さて、シーズン11までのシリーズと、「オールスター」などの関連番組はNetflixで放送中です!
今現在ほかのストリーミングサービスでは見ることができません。
ハマってきたらYouTubeには公式のインタビュー映像やクイーンたちののMVなどもたくさんありますよ~

どこから見ればいい?

たくさんあるシーズンのどこから手をつければ良いか迷ってしまう人も多いはず!そんなときはまず…

推しのクイーンを見つけてみる!

ところから始めましょう。
「かわいいな」「ギャップがすごいな」「Twitterで見たな」「友達が好きだったな」など理由はなんでも良いです。
気になるクイーンが出ているシーズンから見てみると、その人に注目しながら応援して見られるのできっと楽しいですよ~
色々な切り口でクイーンをピックアップしている特集も随時更新しています。

お気に入りなんて見つからないよ~という方は、とりあえずシーズン9~11あたりの新しいところから見てみましょう!
クイーンたちのパフォーマンスのレベルも、番組としてのつくりや編集も、新しいシーズンの方が洗練されていると思います。
シーズンごとの特徴&おすすめ診断は…また別で作りたいと思いますのでお楽しみに!

いっしょに愛を浴びましょう!

怪しい勧誘文句みたいになっちゃうの避けられないですね。
さて2回にわたって書いた、初心者向けの「ル・ポールのドラァグレース」そもそも解説、いかがでしたでしょうか?
気になった方はぜひぜひ番組&このブログを楽しんでもらえればと思います!ではアデュ~