Asian Pride👩🏻💛 ドラァグレースに出場したアジア系クイーン特集!

やはり気になるアジアンクイーン

どうもビリーです!何を隠そう我々ジャパニーズ。
ドラァグレースを見ていても、アジア系クイーンに親近感を抱くこともあるのではないでしょうか?
今回はそんなルーツを共にする美女たち10人を取り上げ、彼女たちが見せてくれたアジア風のルックとともに特集しちゃいます🌸🌸

オンジャイナ(シーズン1)

いちばんはじめにショーに登場したのは、フィリピン生まれのOngina!
オンオフともにスキンヘッド、小柄ながら抜群の存在感でチャーミングさを発揮していましたね!
「ウィッグはドラァグの必需品」という固定概念をぶっ壊しにきた革命家でもありました!

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なんといってもオールスターシーズン5で初っ端から披露したこちらの衣装が印象的!
7000以上の島を持ち、「東洋の真珠」と評されるフィリピンの美しさにインスパイアされた特別な衣装なのだそうです。

ちなみに、アラスカが多用している「Hieeeee~」という挨拶ですが、実はオンジャイナのフレーズを真似してから流行したもの!
これはマニアでも知らない方もいるのではないでしょうか👀?

今は自らHIV陽性を公表し、活動家としても知られています。

ジュジュビー(シーズン2)

おもしろくてよくしゃべる!めちゃくちゃ目立つ!でもあがり症!
ボストンで生まれ育ったJujubeeは、ラオス系とタイ系の血を引く魅惑の皮肉屋さんです💋

演劇を学んだ柔軟な対応力とユーモアのセンスを武器に、オリジナルシーズンでもオールスターでも「Reading(皮肉合戦)」で誰よりも輝いていました(笑)

オールスターシーズン5の勝負服だったこちらのルックもとてもお似合いです。

普段はグラマラスでザ・アメリカンなスタイリングの多いジュジュビーですが、気合を入れているのが伝わりますね~

ラジャ(シーズン3)

イケメン特集でも取り上げた、ビリーの推しメン・ラジャさま💕
実はアジア系クイーンで唯一のシーズン優勝者でもあります。流石!

そんなラジャはカリフォルニア生まれ。
インドネシア系のご家族と一緒に幼少期に数年インドネシアに住んでいたこともあるそうです。

美しいですね~(溜息)
ラジャはドラァグレース出場時決して若くはありませんでしたが、モデルのようなスレンダーな体系、ゴシックやパンクを取り入れたハイファッションのセンス、そして卓越したアートメイク技術でシーズン3を圧倒しました。

それもそのはず、そもそもメイクアップアーティストとしてのキャリアも強固なもの。
America’s Next Top Modelというリアリティショーで何シーズンにもわたってメイク担当として業界経験も長いのですから~!
夢も仕事も2頭追い、カッコいい~!

マニラ・ルゾン(シーズン3)

ラジャ様とバチバチに競っていたシーズン3クイーン、みんな大好きマニラも忘れてはいけません!🍍

ドラァグレース、正直フィリピンチームめちゃくちゃ強いです!
マニラ・ルゾンという名前(首都と島の名前が由来)からもお分かりの通り、彼女もフィリピン人のお母さまを持つクイーンです。
ちなみにオンジャイナと彼女のほかには、フィ・フィ・オハラやビビアン・ピネーなども。

ロサンゼルス出身のマニラはあまりアジアンルックを多くしていませんが、メッセージ性に富むファッションから、ハイエンドなものまで、いつも遊び心を忘れない強烈なコーディネートを見せてくれます。

こちらは日本の芸者さん風というスタイル。
一筋ホワイトが入ったバイカラーのウィッグはマニラのトレードマークです、覚えておいてくださいね!
クイーンに着物インスパイアはいつの時代も人気ですね~🗾

ジア・ガン(シーズン6)

Absolutely~~!のフレーズでもおなじみ、ジアは本名を市川さんという日系アメリカ人。
なんと5歳のころに歌舞伎の女形の稽古をしていたとか‥ドラァグレース中でも美しい着物と所作で審査員を唸らせたステージは記憶に残った方も多いのではないでしょうか?

侘びだ寂びだのというよりも、アメリカ人のイメージする東洋のイメージを、派手にドラァグに昇華させたようなオリジナルのニホン風は注目です。

オールスターに戻るときにはトランスジェンダーの女性として登場。
異性装としてでなくアートパフォーマンスとしてのドラァグを体現する力強いアーティストです。

キム・チー(シーズン8)

お次は韓国系アメリカ人のドラァグクイーンとして、番組出場前からインスタグラムでも注目のファッションアイコンだったキム・チー!
アメリカ生まれ、韓国育ちの彼女は、成長してまたアメリカに戻ったとか。

☝チマチョゴリをイメージした幻想的な衣装が素敵ですね~

☟こちらはカードキャプターさくらのケロちゃん!好きなんでしょうか~💛

グラフィックデザインを学びアートディレクターの経験もある彼女は、アジアのポップカルチャー・サブカルチャーへの傾倒もまた見ものです🍭

ユファ・ハマサキ(シーズン10)

「ハマサキ」ですがユファは広東省生まれNY育ちの中国系アメリカ人。
ビリーとよつ子も2丁目のイベント「Fancy Him」で生ステージ拝みました~👏

エントランスルック、アジア風の合体という潔いつよルックがセンセーショナルでした⚡

ウニのように長く尖った美しい睫毛がトレードマークです!

プラスティーク・ティアラ(シーズン11)

ホーチミンからやってきたベトナムの天使!
とにかくグラマラスでフェミニンでゴージャスな美女‥
とりあえず見てください‥

登場時のひとことも「”Xin chào các bạn, tôi là Plastique Tiara của Việt Nam.”(こんにちは!ベトナムから来たプラスティーク・ティアラです)」だった様に、ベトナムのポップスターのスタイルをリスペクトするなど、素敵なベトナム風ドラァグで楽しませてくれます🐠

2020年3月にWerq the Worldで来日した時も、圧倒的な美でビリーとよつ子を圧倒したのでした…

ソジュ(シーズン11)

キム・チーの再来か?とみんなが期待しながらも、早々にシーズンを去ってしまった韓国のドラァグクイーン・ソジュですが、だれからも愛されるパーソナリティと自己プロデュース力で、インタビューやSNSはその後大人気に🌠

脱落ルックとなったレース中のランウェイでもチマチョゴリ風のドレスを作っていましたが、かなりの酷評だったので、別のルックをチョイスしました😉

ロック・エム・サクラ(シーズン12)

日本大好き!サンフランシスコ出身のベトナム系アメリカ人、サクラちゃん🌸

自分で描いたアニメ風の自画像を前面にプリントした着物ルック…素晴らしい服飾センスですよね~

「アジア系は顔が薄くて女性的だからドラァグでは有利だ」と陰口をたたかれるのが嫌で、アーティスティックで自分らしくいられるメイクをたくさん研究したと番組内で語っています💄

ルーツはとても大事なもの

いかがでしたか?
たくさんのアジア系クイーンの活躍、これからも楽しみですね✨

おまけ

ちょっと真面目な話ですが、単一民族国家である日本よりも、人種の坩堝であるアメリカの方が自分のルーツを大事にしていると感じさせる場面が、番組にも多くあります。
(アメリカでは、自分に継承された財産としてそれを大切にするあまり、「文化の盗用」という難しい問題が起きることもしばしばですが…)

ただ、様々な背景や歴史を持つ人たちがドラァグというアートを追求する、ルポールのドラァグレースは素敵な番組だなと思います。
アフリカ系、アジア系、ラテン系、ムスリム系、アングロサクソン系--
人種や宗教を超えてドラァグで集まったクイーンたちが、みんなそれぞれ自分の肌に一番似合うドレスやメイクの色を知っているのっていいですよねえ。

審査員からの批評も、ただ記号的に自分のルーツの文化を借りてくると「その文化は尊重するけど、訴えかけるものがなかった」と言われてしまうし、反対に胸を打つクオリティだと唯一無二のランウェイとしてみんなの記憶に残ります。

生まれ育ち、影響を受けたもの、自分を自分たらしめるもの。
強く豪華に着飾るドラァグは、実はこころのやわらかい部分をさらけ出すものでもあったりするのです。
そんな見方でレースを見てみるのも楽しいと思います。それではアデュー!

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