帰国子女が教える!ル・ポール名言&フレーズ
はじめに
ル・ポールのドラァグレースには、ついマネしたくなる決め台詞がたくさん。使っていいのか分からない非常に偏った語彙ですが、愛があれば関係ないですよね…?
今回はル・ポール本人のフレーズだけに絞り、【初級編】【上級編】【番外編】に分けてル・ポールなりきり司会のフレーズを特集してみました。これであなたも身長193cm!
帰国子女で日本文学専攻のビリーが独断と偏見で和訳をつけ、解説と使える場面も紹介しています。ドラァグへの愛でたのしく英語も勉強しちゃいましょう!yasssss!
凡例
“フレーズ(原文)”
「和訳」
*ミニ解説
*使えそうな場面
【ルーなりきり司会 初級編】
“Start your engines and make the best woman win!”
「エンジンを吹かして、最高の女に勝利あれ!」(Netflix字幕)
*エンジンをかけるのは、本気を出すという意味。クイーンたちに「best woman」と言うルーは番組を象徴する構図だね。
*合コンの神とかになったら、天の声で言えるのかもしれない
“The time has come for you to lip-sync for your life. Good luck and don’t f*ck it up!”
「時は満ち、命がけのリップシンクバトルの時よ――Good luck、しくじらないでね」
*Netflix字幕の「魂をこめた口パク対決」はちょっといただけないよね?これを言い終わる間にカミナリやら緊迫音やら何種類ものSEが鳴る。Don’t fuck it upはぶっ飛んだ言葉だけど、ポテンシャルは信じられているのが分かるから背筋が伸びるね。
*勝負時を迎えた後輩に言ってみよう!
“Shantay, You Stay”
「シャンテーーあなたは残りなさい」
*和訳不可。ルーの曲”Supermodel”で歌っている”Sashay, Shantay”でも使われているキーワード。フランス語由来とかなんとか。
*教師になったら、お気に入りの子を指名して居残りさせちゃおう!
“Sashay Away”
「サシェィ――あなたは去りなさい」
*番組脱落の死刑宣告。ただ誉め言葉と未来への応援を必ずセットにしてくれるのがルーの優しいところ。ふわりと優雅に去るような語感にも救いがあります。
*流行りの鬼退治でも使えるかも!ゲイの呼吸 壱の型!
“If you don’t love yourself, how in the hell you gonna love somebody else?”
「自分を愛していないようなヤツが、他の誰かに愛を注げるだなんて思う?」
*回の最後、シーズンのテーマソングが流れる中、勝ち残ったクイーンたちにルーが呼びかける番組の決め台詞。まずは自分を愛してあげてからという強いメッセージ。これさえ言えればなりきれる。
*落ち込んでる友達に送ってみよう!
【ルーなりきり司会 上級編】
“Bring back my girls!”
「彼女たちを呼び戻して!」
*毎度girlsの部分にアレンジがある審査後の呼び声。噂では1回の収録で何テイクもバリエーションを撮りためているとか。
*取り戻したいものがある時にgirlsを代替して言ってみよう!
“Welcome back ladies”
「レディーたち、おかえりなさい」
*審査を終えてクイーンたちを呼び戻したあとのフレーズ。心臓に悪い時間です。
*豪華なお姉さんたちが歩いてきたら、腕を広げて言ってあげよう!
“Can I get an amen up in here?”
「同じ気持ちのみんなは、アーメンを聞かせてくれる?」
*番組を締めくくるフレーズ。このメンバーで次の回を戦うんだなという感傷を噛み締めた記憶がよみがえる人も多いはず。
*大人数をまとめたいとき、愛を持って投げかけてみよう!
“Condragulations”
「おめでとう♡」
*「おめでとう」”congratulation”+「ドラァグ」”drag”を足したイカす造語。これを聞いたクイーンは脱落しないからほっとする嬉しい言葉。
*ドラァグでバチバチにキマった友人に言ってあげよう!
“Tens, tens, tens across the board”
「10点、10点、みんな10点、もう満点よぉぉ」
*審査員全員を代表して自分は大満足していることを伝えるフレーズ
*すばらしいものを見た時ぜひこうして伝えてみよう!
【ルーなりきり語録 番外編】
“Charisma, Uniqueness, Nerve & Talent”
「カリスマ、個性、度胸、才能」
*ルーが次世代のドラァグクイーン求める4つの要素。頭文字を取るとピーな単語になるおちゃめな仕掛けつき。
*心の中で唱えるようにしよう
“The library is official open!”
“Because reading is what? FUNDAMENTAL”「図書館はこれより正式に開館します」
「だってreadingは何?必修科目だから」
*readやshadeはドラァグ文化の重要な一部で、相手を意地悪に皮肉りながら笑いを取ること。日本のインターネッツ文化である”煽り”と似てるけど、ジョークとして綺麗にオチてることがより重視される感じ。シーズンに1回は必ずある必修科目で、FUNDAMENTALを全員で言うのがポイント。
*人間関係で行き詰ったら試してみよう!
“She done already done had herses”
「もう彼女を自分に持っちゃってるのだわ」
*Netflixでも和訳をあきらめているけど、それもそのはず。でたらめで意味が分からないからこそルーが好きで愛用している。バーガー屋で実際にルーがした実体験で、「誰かがすでに自分の受け取るべきものを持っている」的なことを言いたかったけどミスったスベらない話らしいです。
*ドラァグレースファンを見抜く隠語として使えるかも!
まとめ
今回はル・ポールの名フレーズにしぼってみましたが、ほかにもドラァグにまつわるフレーズや他のクイーンたちの名言も特集してみたいと思っています。それでは今日のところはsashay~
素敵なブログにたどり着いてしまった!
ドラァグレースにすっかりハマって、しかし日本語で解説してくれているサイトがあまりに少なくて困ってました。
すごく嬉しいです。クイーンのまとめも楽しかったです。
“Charisma, Uniqueness, Nerve & Talent” の頭文字……のところ、ウワァ~となりました。ヤバ……
日本語字幕だけで見ていては気付かないですね!
読んでたらまた見たくなっちゃいました。二周目行ってきます。
コメントありがとうございます!本当に日本語のファンブログは少ないですよね。チャチキさんがお好きなのですね…分かります♡
新シーズンを経てまたここへ帰ってきてもらえたら嬉しいです✨
ドラァグレース大好きですが、英語がとても弱いので大変助かります……!!!!
Condragulations には驚きました!!dragを混ぜた造語だったとは…!!
コメントありがとうございます!日本語字幕は有難いですが、着いていけないほど元の英語が凝っていることもあるなと感じます‥笑。また英語関連の記事を公開した際にはぜひご覧ください!